改めて、ネットって偉大だ

今年は2005年、日本にインターネットが普及してから早10年(といっても個人差はあるでしょうが)が経過しました。私は自分のPCへの導入時期は決して早くなかったものの、何だかんだと大学入学後はかなりネットに親しみましたし、今、接続環境がなくなったら、禁断症状云々の前に、実生活に支障をきたすでしょう。そのぐらい、私にとって今や生活とネットは切り離せないものになっています。まあ、副作用もありますが、ネットに対する世間一般のありふれた批判(2ch等の匿名掲示板の問題や、自殺サイト、引き篭もりなど)は、ネットが主な原因ではなく、もともと人間の中にあるものをネットが引き出しただけだと私は思っています。
閑話休題、何で今更こんなことを語るかというと、個人的な趣味のひとつである旅行にネットがもたらした影響について考えていたのです。
昔、と言ってもせいぜい数年前までの話ですが、宿に泊まるにも、判断材料は雑誌と、宿のパンフレットを郵送してもらうぐらいしかなく、その宿の存在を知るにも一苦労、ということがありました。それが今や、Googleなどの検索エンジンで宿泊地の名前を入れれば必要以上の情報が見られ、素人、プロ問わず評価サイトも多数、予約も電話せずとも宿のHP、各種宿泊予約サイトで一発、下手すると携帯(imode,vflive!,ezweb等)でも、という具合。手間、資金を掛けずとも、ちょっとPCの前に座る余裕さえあれば、国内なら個人旅行でも手配はあっという間になりました。下手すると、行程も「駅すぱあと」なんかですぐ出ますね。
以前は、旅行に行く時には一ヶ月以上前から綿密に計画、手配したものですが、そういう手間がかからないのは楽になったと言うべきでしょう。私は海外にはほとんど行きませんが、海外個人旅行も恐らく、この数年でかなりハードルが低くなったものと察します。しかし、便利になった反面、あの遠足前日のような用意の段階のワクワク感は、味わえなくなりつつあるのもまた事実です。まあ、そんなこと言うのは贅沢というものでしょうけど。
ということで、最近三月の旅行について考えている私です。