地震と台風

突如として新潟を襲った大地震でしたが、改めてここで語ることは特にありません。もう、ただ痛々しいし、被災された方には、あまりにも大変な状況にかける言葉すら探せないのが本音です。
自然災害という点では、今年は台風も多い年ですが、台風と地震の違いは、まず台風はある程度予測可能であること、そして、台風は土砂崩れでもない限り、町の姿は崩しませんが、大地震はその町の本来の姿を跡形もなく破壊してしまうことにあると思います。特に後者については、旅した地や、馴染みのある地の場合、確実にこちらにも痛みが与えられます。勿論、実際にそこで暮らし、被災した人々の痛みに比べれば、それは微々たるものなのですが、これが決定的に地震が嫌いな理由です。中越地区と呼ばれる今回の被災地一帯も、旅行した事もあるし、ここにルーツを持つ友人も何人かいます。
台風は不安だけでなく、ある種のドキドキ感があるのは否定し難いのですが、地震は改めて、恐怖のみを感じました。まずは一日も早い復興を祈ります。