夏の終わり

第一回から「終わり」というのも何だけど、日本の夏を彩る要素は花火、夏祭り、甲子園と思っている(ある知人は「コミケこそ夏である」という迷言を残したが)私にとって、もう気分は森山直太朗、ではなく夏の終わりです。
いや、東北高校の話なんですけどね。

この話を東北以外の人に話してもあまり理解されないのだけど、高校野球で一度も全国優勝していないというのは、東北人にとってかなりコンプレックスなのですよ。しかも単純に弱いわけではなく、準優勝は去年も含めて結構あるし。ここまで来るとメジロ牧場生産馬のダービー未制覇(この例え、どのぐらい通じるだろう?)ぐらいの摩訶不思議さがありますな。
今年こそはこの呪縛から解き放たれる最大の好機だと思っていたのだけれど、東北不遇の歴史はまた塗り替えられませんでしたよ、ええ。チームは過去の東北の中でも最強クラスだっただけに、この反動で20年ぐらいチャンスが回ってこないんじゃないかと、しょげております。
しかし、関東にいると本当、四季という感覚が肌で感じられなくて、これは今尚慣れません。東北なら盆過ぎには朝夕の涼しさと共に季節の移り変わりを感じられるものなんですが。