楽天・野村政権の問題

さて、オーナーがいかにド(以下自主規制)でも現状唯一の地元チームである楽天監督に、話題性が非常に高い人物が正式決定ということで、やはり触れざるを得ないでしょう。
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/f-bb-tp0-051020-0026.html
年齢は気になりますが、「弱いチームを強くする」という意味では適任でしょう。そういう意味では人選にケチはありません。ただ、田尾前監督の解任で垣間見れたフロントの長期的視点の欠落は、この粘着質の指揮官とは恐らく決定的に相容れない部分であり、そこに一抹の不安があるのは確かです。三年でAクラス(=現行制度ならプレーオフ出場)、五年でパの強豪という考えなら、仮に年齢の問題から三年程度で禅譲という形を取っても、結果を出せる可能性はかなり高いでしょうが、一年でAクラス(現状ではかなりの無理難題ですが)を目指すというなら全くの不適任者ということになってきます。我々ファンの側も含めて、いかに野村監督と共に耐え忍ぶことが出来るか、それが野村政権の成否を握るのではないでしょうか。
あと、この件とは無関係ですが、ベイV戦士の波留がベイスターズにコーチで復帰決定ということで、こちらは野村政権誕生以上に歓迎。横浜在籍末期からは故障との闘いで選手生命は決して長くなかったけど、そのへんの経験も伝えて、息の長い選手、そして自身同様のムードメーカーを育てて欲しいですね。
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/f-bb-tp0-051020-0043.html