最近の地方時事

誤字ではありません。一応、簡単に最近の地方ネタで気になっているものに触れておこうかと。
毎度おなじみ河北新報ですが、楽天狂想曲もキャンプが落ち着いてきたからかややトーンダウン、ベガルタ楽天の陰に隠れてキャンプ(こちらも私の実家から比較的近いJヴィレッジでやってます)情報はあまりなし。そうなると正統派というか、地方自治関連や地元ネタといった記事が目立ってきます。
特に気になるのが、今回本格的選挙戦が初めて導入される全国知事会長ネタと、「三位一体改革」ネタ。これは当然しっかり記事、社説で触れています。特に後者は、現段階ではどの地域も交付税の大幅減で、地方にとってはかなりデメリットが強調される結果になっているようです。
このことへの議論は、ある程度尽くされている感もありますが、やはり改めて問いたいのは、中央政府の存在意義。確かに交付税垂れ流しがいかに地方を腐らせてきたかを考えれば、現状維持が良いなんて到底言えないのですが、それでも取れるだけ取って、見返りはないというのは、やくざより質が悪い。まあ、古来国家なんて、やくざを劣悪にしたようなものですが、果たして、中央政府はどれだけ日本の将来について描けているのか。現段階においては、地方の方が将来へのビジョンが明確であると私は思っています。旧態依然とした考え方で、その勢いを削いでいこうとしても、いずれ抑えられなくなるのでは。
で、そんな地方の長達が集まり、政府に対抗していこうというムードを高めている全国知事会ですが、どうも岩手対福岡の一騎打ちのようです。両方とも官僚出身者のようで、少々面白味には欠けますが、今の現役知事は他にも個性派がたくさんいますので、是非そういう人達に、焚き付け役を期待したいところ。
私は卒業の可否に関わらず、地方で働く(卒業出来なければ、地方メディア、特に地方紙中心に再チャレンジするでしょう)つもりですが、かえって現代は地方の方が、外交的縛りや固定観念が少なく、新しいことにチャレンジしやすい環境が出来つつあると思います。まあ、不便さや未だに消えない村社会的側面も否定は出来ないのですが、地方から何かをやろうという向きには、ある意味良い時代が来ているのかも知れません。中央は閉塞気味だし。
別に東京が嫌いというわけではありませんが(地域としての東京、特に東部は部分的に大好きとさえ言える)、私はそういう可能性に賭けてみたいと思っています。