訃報、一人の先輩の死について

http://www.asahi.com/obituaries/update/1207/001.html
一つの目標として、私はこの人と大谷昭宏(とその先輩・黒田清)の仕事に近いことをしたかった時期がかなり長くありました。三者の共通点は、読売新聞の中で異色の仕事をし、追われたこと、そして、絶えず社会の底辺からてっぺんを撃つ、ということでしょうか。読売云々ではなく、社会の底辺からてっぺんを撃つ、というところを勿論やりたかったのですが。
本田氏は私の大学の先輩にも当たります。満身創痍になっても、私はなお、社会に何かを訴えられるだろうか。自分がもう一度、例えジャーナリストの肩書きが無くてもそういう意思を持てるだろうか。この人の晩年からそういったことを問われたように思います。合掌。