日本シリーズ開幕

前回、恐らく地味な戦いになるのでは、と書いた日本シリーズですが、昨日は判定への講義で大幅な中断があり、いくらか世間の関心を引いた感はあります。それでも結果は完全な投手戦で、派手な打ち合いが多くなった昨今では珍しいぐらいの試合だったと言えるのではないでしょうか。今、この日記も第二戦を見ながら書いているのですが、スコアこそ5−3であるものの、両チームとも相手のミスや一瞬の隙を突いての得点がほとんどで(それがこの両チームの特徴でもあるわけですが)、豪快な一発はフェルナンデスのみ。別に大味なホームラン合戦が見たいというわけではないのですが、集中打があったのは三回の中日の攻撃ぐらいで、正直なところ中日は松坂の自滅待ちというか、福留を欠き、立浪がシーズン後半からの不振を引きずった状態では、元々地味とは言え、打線が相当に見劣る感は否めません。
中日打線がベストの状態であれば、もっと緊張感のある締まった試合になるのでしょうが、現状では指名打者制になる所沢に来ると、かなり中日は厳しいか、というのが正直な感想です。ただ、このままだと名古屋で二連敗になりそうで、適材適所と守る野球でここまで来た落合中日は、正念場を迎えたと言えるでしょう。大逆転はあるのか、そこに注目してみたいところです。