どうも盛り上がらない

いよいよ、今週末のスプリンターズSから秋のGⅠ戦線が始まるのですが、どうも今の短距離路線は、個人的には盛り上がりませんね。
今回のレースに関しては、万全の体調で出てくるGⅠ馬がいないこと、その他超新星というほどの馬も居らず、前走復活勝利のゴールデンキャストの状態は本物なのか、ぐらいしか興味がないのですよね、正直なところ。あと、スプリンターズSの開催が今の時期に移行してから、どうも夏のローカル開催の総決算的な感が出てきたのも、GⅠとしてイマイチな理由かも知れません。別にローカル開催自体は好きだけれども、それがそのままGⅠに直結するのはやはり違和感があるというか、やはり秋になって始動した実績馬との対決、という図式がないと面白くないというか。
でも、一番盛り上がりに欠ける理由は、絶対的な強さを誇るスプリントのスペシャリストもいなければ、マイル〜中距離戦線からの殴りこみもないことなんでしょうね。今更ナリタブライアンのような、クラシックディスタンスからの参戦は、基本的にナンセンスだと思いますが(ヒシミラクルなら、何をやっても驚けないという意味でむしろ歓迎します)、やはりマイル王が出てくれば、スプリントへの順応というのが注目されるし、抜けた馬がいれば、これを止められる馬がいるのか、あるいは、どんな勝ち方をするのかという興味が出てくるわけで、どちらの要素もない今年は馬券的にも、レース的にも今一つ興味が湧かないというわけです。
しかし、よくよく考えてみると、ショウナンカンプ以降入れ込んだ短距離馬っていないなあ。サクラバクシンオーにもう一頭ぐらい、大物輩出を期待。