さあ、プレーオフ!

導入時に賛否両論だったパ・リーグプレーオフ、レギュラーシーズン後半には非常に盛り上がりましたが、いよいよ今日から本番です。
この制度をもう一度確認しますと、パ・リーグ6球団のうち上位3チームがプレーオフ出場権を獲得し、まず二位と三位のチームが(二位チームの本拠地で)二勝先取で対決、この勝者が一位チームの本拠地に乗り込み、日本シリーズ出場権を賭けて三勝先取で対決、この場合一位と対戦チームとの間に5ゲーム以上の差がレギュラーシーズンでついていれば、一位チームに一勝分のアドバンテージが与えられる、というものです。
同じ日本シリーズで戦うセ・リーグは、従来のレギュラーシーズンのみ140試合で出場権を確定する方式なので、日本シリーズでの公平性に疑問が残る部分はあるのですが、とりあえず面白いことはレギュラーシーズンだけでも立証済み。これで今回、日本ハムが盛り上げるようなら、やっぱり導入は大成功だったと言えるでしょう。興行的にも消化試合を減らし、真剣勝負の魅力ある試合を提供するというメリットがありますし、是非セ・リーグでも導入を検討してもらいたいものです。
とりあえず、近所の西武ドームでやるということもあり、明日は見に行こうかと考えているのですが、ただ一つだけ残念なのが、今日からの三連戦でTV中継が、UHF局(テレビ埼玉)も含めて土曜のテレビ朝日しかないこと。たぶんCSの専門チャンネルではあるのでしょうし、北海道はまた事情が違うのかも知れませんが、NHKBSやテレビ東京でもいいからやって欲しかったですね。せめて首都圏のUHF局連合で。
まだまだスポーツではTV中継の影響力は強いですし、所沢も不便な場所ですから、それで観戦を諦めた人も少なくはないはず。一位との試合はまたいくらか違うのでしょうが、あれだけレギュラーシーズン終盤盛り上がったのだから、全試合TV中継するぐらいでもいいと思うのですけれどね。
これは現在の野球中継の契約の仕組みも絡んで、難しい部分ではあるのですけれど、野球界再編にあたって、また一つ問題点が提示された、とも言えるでしょう。まずは、今日からの試合が非常に楽しみです。